本年度より新設されたインタラクション部門「3331α Art Hack Day 2014」では、「3331α」による、日本で初めてのアートに特化したハッカソンを行いました。応募した限定50名のアーティストとエンジニアが1 箇所に集まり複数のチームを編成。3日間に渡り制作活動を行い、テクノロジーとアートが融合した新たな作品を生み出しました。記念すべき第一回目となる受賞作品の選評を掲載いたします。
受賞チームの今後の活躍にご期待ください。
<プレゼンテーション実施日>
9月7日(日)15:00-19:00
ゲスト審査員
エキソニモ(メディアアーティスト)
江渡浩一郎(メディアアーティスト / ニコニコ学会β実行委員長)
竹内大(リヴァー 代表 /『Forbes JAPAN』クリエイティブ ディレクター)
林千晶(株式会社ロフトワーク代表取締役)
<スカラシップ受賞者展>
展示部門・映像部門・インタラクション部門の受賞者16組による、
スカラシップ受賞者展を開催。
会期:2015年01月10日(土)~2015年01月25日(日)
時間:12:00-19:00(最終入場18:30まで)
会場:3331 Arts Chiyoda 1F メインギャラリー
http://www.3331.jp/schedule/002685.html
50名のアーティストとエンジニアが一堂に会し、3日間で即興的に芸術と技術が融合した作品を作る。美を探求する陶芸家、書道家、舞踊家、美術家などのアーティストと技術を極めようとするエンジニアたちの共創。何か生まれるかまったく予想も出来ないこの混沌とした試みに挑戦した皆様にまず感謝したい。
10作品の中から、人間とロボットの関係性の探求、DNAを保存媒体とする試み、書道家の情動の可視化、負な感情の技術的変換、ネット社会の自己顕示欲を表現する5つの作品が受賞した。それ以外の作品も審査員が変われば(視点が変われば)、もしかすると違う結果になっていたかもしれない。
今回生まれた全ての作品は、新たな視点を体験できる形にしたことにより、様々な領域に潜むまだ言語化できていない暗黙知を感じることが出来た。その暗黙知に、未来への変化の兆しが隠されていたとすると、芸術と技術の融合は、未来を体感させるものなのかもしれない。ならば、アーティストとエンジニアの組み合わせは、「現代の預言者」と言っても過言ではないかもしれない。
チーム名:Pepperと人間
<メンバー>
KAWANO Takeshi / ビジュアルデザイナー Ryo Fujimoto / Artist、Humanelectro 酒井康史 / アーキテクト・ハッカー 升水絵里香 / ダンサー・パフォーマー・振付家 小楠竜也 / 学生・アーティスト・プログラマー 須賀悠介 / アーティスト 北村貴広 / 作曲家、サウンドデザイナー 曄田依子 / アーティスト
チーム名:"I'm here." Project Team
<メンバー>
高田優希 / クリエイティブ・ディレクター 河原貴軌 / バルーンアーティスト 行田尚史 / Webプロデューサー テイム・ジョセフ / デバイスエンジニア, パフォーマー 白木良 / デバイスエンジニア
チーム名:視点の転換
<メンバー>
Laila Cassim / グラフィックデザイナー/研究者 岡本拓也 / フロントエンドエンジニア 高橋憲 / エンジニア 和田拓朗 / フルスタックエンジニア 新造真人 / アーティスト、ハウスキーパー
チーム名:書の更新
<メンバー>
國本怜 / 音楽家 谷口真人 / プログラマー 吉永益美 / 女流書家 藤元翔平 / ハードウェアエンジニア、インタラクティブエンジニア Takeshi Osoekawa / データサイエンティスト
チーム名:バイオアート研究チーム
<メンバー>
BCL - 吉岡 裕記 / アートディレクター、バイオデザイナー 巻口誉宗 / サービス企画系研究者 佐々木晃洋 / ソフトウェアエンジニア兼サービスデザイナー 松吉一憲 / 組込み、iOS、Webアプリプログラマー 瀬尾浩二郎 / クリエイティブディレクター、エンジニア 矢崎裕一 / デザイナー